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教室長 原田 広幸
昨今、学生の学力低下が叫ばれています。学力水準の回復を目指すべく行われる教育論議は混乱を極め、いったいどのような「勉強」が、若者の学力伸長に寄与するのか、わかりにくい時代になっています。
学生・生徒の学力低下が真実であるならば、それは若者の勉強への意欲(モチベーション)の低下、立身出世を基本とする人生モデルの喪失、社会全体の嗜好の変化など、教育制度や指導法とはさしあたり無関係なところにも、原因があるのかもしれません。
しかし、どんな理由があるにせよ、教育者・指導者は、若者を勉強に駆り立てることができなければならないはずです。学生・生徒の学力が下がったのは、教育者・指導者に問題があると考えられるのが、教育者の責任であると思います。
教師は、昔ほどに勉強の意味や面白さを伝えられなくなっているのではないか。若者は、大人の「向上心」に反応して自らの意欲を掻き立てるのです。「大人の憧れ」に憧れると言ってもいいでしょう。
その意味では、教える立場にあるものは、自らが学ぶ者であり続け、自らの知的向上心を学生・生徒に見せなければなりません。それが、学生・生徒への唯一といってよい勉強への動機付けだと思うのです。
もともと、高校レベルの勉強は、直接実社会に役立つものではありません。そんな勉強をどのように教えられるのでしょうか?勉強はそもそもの自己目的だ、それ自体が面白いから勉強するのだ、
このように言うしかないと思います。もちろん、いい大学に入りたい、ステータスのある職に就きたい、などの実利的な動機が学習意欲を刺激することもあります。しかし、
それだけでは、勉強は長続きしませんし、成績も上がりません。勉強そのものの魅力を理解できれば、自然と若者は勉強を始めるのです。
「シノザキロゴスアカデミー」は、学力の伸び率をもっとも重視します。たとえ最初はできなくても、正しい方法に基づいて努力すれば、必ず学力は伸びます。私たちは、目標を定め、正しい戦略と方法論を教えることに全力を傾けます。生徒さんは、やり方を真似て、とにかく地道に努力をしてください。
きっと、勉強も好きになり、好きになれば自然と成績も向上していくでしょう。
また、本校は、超難関大学・医学部入試に対応する知力養成を目標に掲げています。しかし、これは、単なる問題の解法、テクニックを教えることを主眼としたものではありません。
少なくとも、国公立2次試験レベル、超難関大学入試レベルの学力とは、テクニックの背後に隠された「基本の徹底理解」に基づくものなのです。
大学の入試問題は、高度になればなるほど、逆説的に見えますが、「基礎」の確実な理解が必要になってきます。ロゴスアカデミーでは、もちろんテクニックも教えます。
しかし、生徒の勉強への動機づけから始まる「学問的・基礎的事項の徹底理解」こそ最も重要な指導ポイントと考えます。基礎的事項こそ、じつは、高度で難しいのです。
もし、みなさんが有為の人物たらんと浴し、世に知られた難関大学を目指すのならば、ぜひ当アカデミーで学んでください。きっと、素晴らしい未来が開かれるはずです。