取り扱いブランド
パールはあらゆる打楽器の専門メーカーとして、60数年の歴史があり、 それぞれの時代にふさわしい最高の楽器を提供してきました。 そして新しい楽器やサウンドは、プレイヤーの感性や 音楽シーンの変化によって求められ、パールの創造力が そのニーズに応えます。 その目指す理想が高ければ高い程、開発の技術は向上し、 画期的なものが生まれます。 オーケストラや吹奏楽においては、新しく斬新なものとともに、 普遍的な価値をもつ楽器やサウンドが重要です。 “カスタムクラシック”スネアドラムのように、登場以来20年にもなる 今日まで、多くのプレイヤーから愛されてきたものもあります。 それは、いつの時代にも変わらない価値、サウンドをもった“名器”と いえるでしょう。しかし、優れたものも、新たな発想によってさらなる進化を 遂げる可能性があります。 パールは、そのクオリティにさらに磨きをかけ、新たな価値を吹き込むことによって、 音楽の表現力をよりいっそう広げることができると信じています。プロフェッショナルからビギナーまで、 音楽を愛するすべてのプレイヤーにとって理想の楽器づくりをめざしています。
社名が「こおろぎ」である理由・・・。
それは戦後間もない頃、音楽教育の教材として卓上木琴が
全国の小学校に設置され始めた1949年。
当時の卓上木琴は音板材に朴(ほう)の木を使用しており、
大抵がポコポコといった素朴な音でした。
しかしその中でもごく稀にコロコロと良く響く木がありました。
そのコロコロ感が、秋の夜にどこまでも透き通って響く「こおろぎの声に似ていたから」
というのが一番の理由です。
それと同時に一般的に「こおろぎ」から連想される「美しい音」や
その「知名度」にもあやかりたいとの思い、
理想の音を求めて、木を選び研究を重ねた結果、
もはやマリンバの音色から虫の「こおろぎ」を連想するのは難しくなりましたが
それでも創業以来の「こおろぎの音」のように純粋で美しい音を求める姿勢は、
今後とも楽器メーカーの大切な精神として脈々と受け継いでいるブランドです。